Monthly Archives: 10月 2005

続 学校訪問 中学校(2005.10.28)

Sedaya中学校(生徒数1,300人)

この中学校は、創立より25年経過している。
90%が寮生活をしながら学習している。
問題は、経済的理由で学校に来ることができない子どもたちがいることである。
全校の子どもたちの出身地は、Kapit、Sibu、その他で、広範囲をバーしている。
学習障害をもっている子どもたちは、20人余りおり、Slow learnerと呼ばれている。

この日、20人の内、8人の子どもたちと会わせてもらって、簡単なインタビューを行った。
自分の名前と自分の住んでいるロングハウス名は、書ける子どもたちであるが、中には、仲間にアルファベットを教えてもらいながら、やっと書く場合もあった。しかし、表情は明るく、将来の夢として、兵隊、先生、看護婦、警察官などと答え、この国での公務員指向が垣間見えた気がした。教員ひとりが同席していたので、それぞれの子どもたちの心の問題には触れることができず、いくつかの質問には全て肯定的な答えが返ってきた。実際にこの子どもたちは、将来どのように過ごすのだろうか。もっと親しくなって、本音を聞いてみたいし、家族のこと、ロングハウスに戻った時の過ごし方などを継続的に聞けたら、と感じている。来年早々に再度の訪問の約束をし、学校を去った。

*川の上流・山間部などの調査を通じて、少しずつ進めて行きたいと思っています。

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初回 学校訪問 小学校(2005.10.1)

Bawan地区小学校

1957年スタート

全寮制
以前はKnowitまで送って行った。学校に行かない子どもも多数いた。
現在はほぼ100%教育を受けている。少数の子どもは働きに出ることもあるので長期欠席もある。
過去3年間は休みつつ時々登校で問題ない。

1年生:29人 2年生:26人 3年生:25人 4年生:37人 5年生:30人 6年生:26人 長期欠席:2人

教員:16人 サポートスタッフ:5人

Specialニーズ(Slow learner)のある子どもについて
各クラス1~2名を集めてちがう教育をしている。(現在12名)
毎日ではなく、例えば日曜日に英語・国語・算数のみ。あるレベルに達すると普通クラスに戻る。
特殊クラスにずっと残る子どももいて、他の方法はない。
教員は、スペシャルトレーニングを受けている。

毎年、年末休暇前に学校全体でクラスの再編成を行う。

全寮制の目的と効果

家に帰ると勉強をしない。ロングハウスにいると、親は働いており子どもの面倒は見られない。食物の保障もない。
心身の安全と勉強の環境を整えるためにこの方法をとっている。寮の設備はまだ充分とは言えない。
現在、男子79人・女子82人であるが大きな2室しかなく、そこで全員が暮らしている。今後徐々に整えていきたい。

保健
医師・看護婦はいない。問題が起きた時、1年に1回、レンタルナースを雇い、チェックしてもらう。

金銭負担
学校・教科書代・寮費・食事代ともに両親の金銭負担はない。全て政府負担である。大学も同じ。
ただし、チャイニーズスクールとプライベートスクールは別。


マレーシアはすごい!と言うと、校長先生「いや、人々は貧しい」と…。
しかし、「豊かさ」というものの本質について、考えさせられた。
第一、子どもの目が輝いている。将来に夢をもって勉学に励んでいるし、子どもたち同士で助け合っている。

ロングハウスのもみ蒔き

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子どもたちも参加

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休日帰省の子どもたちがサッカー

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