Monthly Archives: 9月 2013

第15回ACEワークキャンプ参加者の声【タムタム】

たむたむ

たむたむ

自然と、人と、生きること

私がこのワークキャンプの話を聞いた時、何の迷いもためらいもなく「行きます!」と言ったことを今でも覚えています。詳しい話を聞く前に、大好きな「福祉」「海外」というフレーズに喰いついた私。行かない理由はなく、決まってからも楽しみで仕方ありませんでした。

キャンパー同士が異国の地で初めて顔を合わせた時、皆どことなく緊張いました。この仲間と、心に刻まれる素晴らしい経験をした一週間となりました。

私がムヒバでまず感じたことは、横の繋がりの強さ、というよりも優しさ。このことはワークキャンプ後に行ったペナンの施設でも強く感じたことですが、メンバー、スタッフ、日本人の私たち関係なく、困っている人がいたら手を差し伸べる。それは指示でも強制でもない日常の風景。人によってできる・できないはあるけれど、それは皆で助け合い、補い合えば問題にはならない。本当にムヒバ(調和)されている場所だと思いました。五年間福祉の仕事をしていますが、あまり見ない光景だったので素直に驚き、感動しました。

次に、一人一人が役割りを持っているということ。率先してスタッフの仕事を一緒にする人、ゴミがあれば必ず掃除する人、小さい子の面倒をよくみる人、鶏やヘビの扱いが上手な人、目が合うと微笑み癒してくれる人…皆それぞれが自分のできることを知っているようで、競い合うこともせず、自分!自分!と自己主張する訳でもなく、一人一人がキラキラと輝いていました。それはやはり自分の存在意義や居場所をムヒバという場所に見出している証。これは本当にすごい!

そして何より、スタッフもメンバーも一生懸命働いて、たくさん食べて、たくさん笑って、しっかり休んで、また働いて。どの瞬間を切り取ってもそこには笑顔があり、笑顔の連鎖が誰からとなく自然に始まっていたということです。私の職場もこうでありたい!

また、ロングハウスの生活で感じた”顔の見える安心感”は私にはとても居心地の良いものでした。一歩廊下に出れば「ご飯食べた?」と聞かれ、皆に守られているような感覚。

電気は限られ、お湯は出ず、洗濯も手洗い、川でのシャワー。不便に聞こえますが、それは日本の豊かすぎる生活がそう思わせているだけ。太陽と共に生活し、自然の恵みに感謝し、満点の星空に感動する。五感を使って生きる。私はそれだけで心も身体も満たされました。

日本では常に携帯を触り、テレビを付けて、なんとなく過ごす日々。物や情報が多すぎて、知識はあるが知恵は少ない。地球上に物がなくなった時生き残れるのは、知恵のある人、自然に感謝しながら生きている人だと思っています。ここでの生活は、人間らしく、生きてるー!と思えた日々。私が私らしくいていい場所。人は、自然に生かされ、人に生かされていると気づけた瞬間でもありました。

そして毎晩の討論。これがあったから皆との距離が一気に縮まったのは間違いありません。私はキャンパー同士のゴトンロヨン(共同作業)だと思っています。皆でひとつの議題を話し合い、討論という形を作り上げる。考えも価値観も、経験してきたことも違う皆が言葉にする思いは「うん、うん」と聞き入ってしまうほどで、私の中に新しい風がたくさん入ってきました。

一週間という短い期間でしたが、メンバー、スタッフ、ロングハウスの人たち、キャンパーの、あの笑顔とあの涙を見たら帰ってこない訳にはいきません!あの場所は、健さんと和代さんの思いが本当に伝わってくる所で、その思いを直接聞けたことは私にとって宝物のような貴重な時間でもありました。 本当にありがとうございました!!

ワークキャンプとは別の話になりますが、個人的にペナンにあるACSにも行かせてもらいました。雰囲気はガラリと違いましたが、皆の表情はキラキラしていて、楽しんで、自信を持って仕事している姿に感動しました。また、現地のスタッフにマレーシアの福祉事情を聞く機会もあり、心痛む現実もありましたが、健さん和代さんのように、それと正面から向き合っている人もたくさんいるということも聞きました。現実を知り、受け入れた上で進んで行く強さを感じることができました。

ペナンではたった二日間でしたが、私を「カワン(友達)」と呼んでくれたメンバー、ご飯の時「どうぞ」と席を用意してくれたメンバー、帰る時に力強くハグしてくれたメンバー達。作業の面で学ぶことも多くありましたが、やはり心の温かさに触れることができた見学実習になりました。

新しい福祉の世界を知ると同時に、私の人生観を変える経験、というよりは「やっぱりこれだ!」と思える経験ができた11日間でした。日本に帰ってからも写真を見たり、買った製品を常に持ち歩いたり、誰かに熱く語ったり、キャンパーとのくだらない?楽しいやり取りをしたり。それが今の私のモチベーションに繋がっています。モヤモヤすることもありますが、不思議なくらい前向きに、やる気になっている自分がいます。

自分の中の世界がまた広がり、可能性や選択肢の幅も確実に増えた経験となりました。

本当に本当に、ありがとうございました!!!

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第15回ACEワークキャンプ参加者の声【なっちゃん】

なっちゃん

なっちゃん

 

日本に帰ってきてマレーシアでの時間を思い返すと、帰りたいな~~!という気持ちでいっぱいになります。思い出すだけで心がキュッとして、みんなの笑顔がよみがえって、なんか遠い夢の国のように感じたり、涙が出てきたりします。

私は今回で3度目のワークキャンプ。こんなにも惹かれてしまう、あそこにしかない、ムヒバの魅力、イバンの魅力ってなんだろう。物が溢れて、何をするにも便利な東京よりも、マレーシアの奥地に住む彼らを見ていて豊かさを感じるのはなんでだろう。人が生きていくための本当の豊かさとは。そういうことが知りたくて、彼らの豊かさに触れたくて、私は何度もここに来てしまうのだと思います。そして私自身、自分や周りの人が豊かに生きていくにはどうしたらいいか、ずっと問い続けています。

ワークキャンプのときの私は、どんなときよりもきっと自由で豊かです。たくさん笑って、素直になれて、そこにいる人たちが大好きで、広い空がある。私はムヒバから見える空が大好きです。彼らにとても似合っていて、彼らの笑顔をさらに惹き立てている。日本で生活するなかでも時々、ムヒバのみんなみたいに心から笑えてるかな、と考えることがあります。彼らは笑顔のお手本です。そしてその笑顔がこんなにも、私たちに力を与えてくれていることに、彼らは気付いているのでしょうか。と、ふと思いましたが、そんなことも彼らにとってはどちらでもいいことかもしれないですね。

本当にこの場所と出会えてよかったと心から思います。ロングハウスにムヒバ、討論、ごはんの時間、誰と過ごすどの時間も、とても温かくて大好きです。家族のような、ふんわりとした安心する温かさ。いつまでもそこに、そのままで在ってほしいと願ってしまいます。でも、ロングハウスも電気が通って少しずつ変わっていくように、この場所も、私たちも、きっと少しずつ変わっていきます。大切なものもきっと変わってしまいます。でもそれは良い・悪いではなくて、仕方がないことなんだなぁと、ロングハウスに電気が通ることを残念に思いながら、感じました。変わっていくのは仕方ないこと、だけど社会に流されず、周りに惑わされず、自分の大切なものを見失わずに生きていきたいです。

今回も、出会えた皆さん、ありがとうございました。素敵な出会いをくださった健さん和代さんには本当に感謝しております。

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第15回ACEワークキャンプ参加者の声【ヒメ】

ひめ

ひめ

真のゆたかさを求めて

ペナンとサラワク州にあるディセンターの取り組み視察研修に参加したのが、2008年だったと思います。

その時、私はメンバーの中で一番若かったのですが、前回も今回もメンバーの中では最年長とあって、若いメンバーたちに助けられながらの参加となりました。

ワークキャンプへの参加は、今回で4回目。行くたびに気づきと発見と学びがあり、何よりも私がわたしらしくいられる心地よさがあります。

貧しかった私の幼少時代が、実はとても豊かだったと気づけることは、心の糧になります。近代文明の発展とともに、本土に追いつけ追い越せの教育を強いられた沖縄が失ってきたものが、ここイバンにはあるからです。

ゴトンロヨンはユイマール、会った時の「マカイマカイ」は「ごはんたべたねぇ~」会う人々と交わすあいさつや、その他諸々の生活習慣や遊びなど、ふるさとに帰ってきたような懐かしさがあります。

鶏や豚をつぶしていただく命の営みも、沖縄だけでなくかつては日本にもあった光景です。

東北で震災が起きて2年余・・・日本の政治や私たちの暮らしはどう変わったのでしょう?

なかなか進まない震災地復興支援、原発の問題、経済発展の裏で飢えをしのぐ人々、格差社会はますます拡がり、繋がりという言葉が独り歩きし、私たちの心はどこか渇いています。笑顔を忘れた人々の表情に、この先日本はどこに向かうのだろうかという不安を覚えるのは私だけでしょうか。

イバンのロングハウスやムヒバ・ディセンターは、そんな不安をリセットさせてくれる場所です。あらゆるものとの共生、食べていければ良いという質素な生活、共同で暮らす人々の生き方、心に壁のない笑顔~言葉は通じなくても通じ合えるものがあることに、心が解きほぐされ和んでいきます。

今回、キロロの「未来へ」が、イバンの人たちに受け入れられ、一緒に声を合わせて歌えたことは、驚きと同時に喜びでもありました。良い歌は国境を超えるって本当だねぇ~

今回も参加できて良かった!豊かで贅沢な時間でした。

中澤夫妻をはじめ、毎回ヘルプしてくれる土屋さん、メンバーのくりけん、タムタム、なっちゃん、むっちゃん、さらちゃん、シバミーみんなに出会えて、幸せな時間を頂きました。ありがとう~!またお会いしましょう。

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第15回ACEワークキャンプ参加者の声【さらちゃん】

さらちゃん

さらちゃん

 

ワークキャンプで印象的だったのは、やっぱり、笑顔だった。ロングハウスの赤ちゃんの笑顔、それを眺めるお母さん、おばさん、ロングハウスの人みんなの笑顔。赤ちゃんをのぞかせてもらうワークキャンパーの笑顔。挨拶するときの笑顔。そして、なんといっても、ムヒバのメンバーの、キラキラまぶしい笑顔。

最初にムヒバのメンバーに会ったときは、一人一人が笑いかけてくれて、こっちが幸せに圧倒されそうになった。初めての東南アジア、初めて大人のみなさんと過ごすワークキャンプ、と初めてづくしでどうしたらいいかわからなかったわたしは、そんな笑顔にふれて、やっとリラックスすることができた。はたしてわたしは初めてあった人にこんなとびきりの笑顔で笑いかけることなんてできるだろうか?ふと、そんなことを思ったりした。

この幸せな雰囲気のみなもとは何なのだろう?

ムヒバでは、メンバーひとりひとりが主体的な役割を担っている姿が、まぶしかった。キッチンでお手伝いしたり、年下の子を世話したり。人間は、やっぱり他人のために尽くすことで生きがいを感じるのだな、とつくづく感じる。自分も、他の人を助けたいという純粋な気持ちを、大切にしていきたいな、と思った。

そして、ワークキャンプを通じて感じたのは「温かさ」である。毎日誰かしらと顔を合わせて、言葉を交わすだけだけど、温かさに満ちあふれていた。健さんの「違っていることが当たり前」という言葉がとても印象に残った。また、人を尊重することは、自然を尊重することにもつながると思う。日本では、失われつつある暮らしが、まだ息づいていた。自然と共に生き、自然の脅威にさらされ、自然の恵みに感謝する。自然との接点が、鶏や、魚や、周囲の動物の鳴き声や、満点の星空で、日本よりもずっと強かった。

また、なんだかんだで、自分の価値観を見直すことができた。世間にはいろいろな考え方を持つ人がいるのだということ、自分の信念も絶対的ではないことを、改めて感じた。

今回のワークキャンプのキーワードの一つは ’face to face’でかかわりあうこと、であった。まさに、「向き合う」関係の大切さが、身に染みた一週間だったように思う。人と面と向かって関わる喜び、自然と面と向かって向き合う生活は、人間にとって本質的なもの、本来は欠かせないものなのではないだろうか。だから、そこには笑顔がたくさんある。たくさん考えさせられた。

 

こうやって脈絡もなくたらたらと書いてきましたが、わたしが言葉にできないけど感じたことは、たくさんあると思います。意識するまでにも至らなくても、非日常の世界に身を置くことで、感じたこと、大切にしていきたいです。

このワークキャンプで思いがけない絆に出会おうことが出来ました。わたしは幼すぎて、周りの人とコミュニケーションがうまく取れませんでしたが、ワークキャンパーの皆さんも、メンバーも、地域の方も、そんなわたしを受け入れてくれました。「マカイマカイ」と笑顔で言ってくれました。でも、もっと積極的にいけたのではないかな、と思うのも事実。これは、神様が次もまた来いといっているのでしょうか?笑

本当に、ワークキャンプに参加できて、そこで出会ったひとりひとりに出会うことができて、わたしはとても幸せです。心が文字通りぽかぽかし続けた一週間でした。みなさん、本当にありがとうございました。(さらちゃん)

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第15回ACEワークキャンプ参加者の声【むっちゃん】

むっちゃん

むっちゃん

感想をひとことでのべると、行ってよかった~~~!!!に尽きます。

本当にたくさんのことを感じ、学び、考え、話し合えた一週間でした。
まず感じ学んだたくさんのこと、のうち自分の中で言葉になっているものを以下にあげます。
(言葉になっていない部分や、うまく言葉にできないことも多くあると思います)

まず一番に私を驚かせたのが、ロングハウスやムヒバの人々の笑顔です。
目が合えば笑顔、あいさつしては笑顔、ブランコに揺られて笑顔、池に飛び込んで笑顔、失敗しては笑顔、、、
障がい者も子供も大人も区別なく笑顔です。
私は最初は戸惑っていましたが、次第に彼らの笑顔に笑顔でお返しできるようになって、
最後には彼らへ自分から笑顔を見せられるようになりました。
そうか、相手に笑ってもらいたかったら自分から笑顔になればいいのか、という単純なことに気づかされました。

ワークの間笑顔が絶えない彼らをみていたら、
笑ってるから楽しいのか、楽しいから笑ってるのか、それはどちらかわかりませんが、
そんなことはどうでもよくて、人生笑って楽しんだもの勝ちだなあと思ったりもしました。

イバンの人々の、face to faceのつながりも感じました。
ここには障がい者、健常者、利用者、大人、子供、人種の違う人、宗教の違う人、、といろいろな人がいます。
でもみんな対等に、支え合って生きていました。
廊下で会えば挨拶し、「ごはんはたべたの?」と私たちに聞いて来たり、赤ちゃんや子供の成長をみんなで見守ったり、
おいかけっこに皆で本気になって楽しんだり、自分のできる範囲でワークをしたり、
皆がそれぞれに自分の役割を自覚して、そして信頼しあって生きているような気がしました。
それと同時にいつも誰かに見守られている、という感覚がここの人にはあるのではと思います。

あとは、上の二つとも関係しますが、人と自分に壁をつくらないところが印象に残っています。
相手がどのようなひとであっても受け入れる寛容さがイバンの人にはあります。
(私たちを温かく迎えてくれるのは中澤ご夫妻はじめRCSの方々への厚い信頼もあるからだとおもいますが)
会った初日から腕を組んでくれたり、ブランコに一緒にのろうと言ってくれたり、すこし家をのぞいたら子供に連れ込まれて
トゥアックやフルーツをだしてくれたり。
日本ではありえないことです。

大自然との共生の暮らしもはじめてで新鮮でした。
私たちは生き物の命をいただいて生きているのだということを目の当たりにしました。
それと同時に自然が私たちの生を脅かすこともあることも。

そして、これらのことを感じ、学ぶので終わるのでなく毎晩の討論でそれを日本とからめて
考え直すことができたのもワークキャンプで得られたもうひとつの大きな収穫だと思います。
ワークキャンパーの皆さんは年代もやっていることやってきたことも様々で、しかしみんな情熱を持っていて
私にイバンの人々と同じくらいの気づきを与えてくれました。
日本の福祉のこと、教育のこと、地域のこと、人と人のつながりのこと、はすべて関わってくる問題だということも
わかりました。まずは自分の壁をなくさなくちゃ。
あと自分の将来のことを考えるよい機会になりました。(まだ全然きまっていませんが)
夢を持ち、人との出会いを大切にする人生を目指そうと思います。

ごたごたと書いてきましたが、自分の小ささと世界の大きさを実感できたワークキャンプでした!
(自分は小さいですが、小さいがゆえに成長可能性があると信じたいです。笑
そのためにもっといろいろなことを日本でも世界でも体験し出会いたいと思います)
ほんとに行ってよかった~~~!!!なので是非また行きたいです!!
中澤ご夫妻をはじめ、土屋さん、キャンパーの皆さん、イバンの方々、家族にとても感謝しております。
Terima kasih!!! ( むっちゃん)

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