Monthly Archives: 3月 2014

ACEだより 第32号

第32号 2014.03.25
目次

  • “2020”に思うこと 中澤 健
  • 平成26年度特定非営利活動法人アジア地域福祉と交流の会 通常総会のご案内
  • ACE地方会 in 札幌
  • ペナンACS近況 サバ在住 内海 明美
  • Muhhibah トピックス

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関連ポスト:

第16回ACEワークキャンプ参加者の声【マッチャン】

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マッチャン

初めてのホームシック

何から書き始めようかペンがとまったまま動かない。それは頭の中に何もないからではない。自分の気持ちの方が頭の中で整理され文字としてでてくる速度をはるかに上回っているからだ。目を閉じれば、次々にみんなの笑顔があふれてくる。そして自分に呼びかけてくる。一緒に踊ろう、一緒に飲もう!!と。日本に戻ってきて感じるこの寂寥感。新しい家族が恋しいと思う気持ち、これがホームシックというものなのか。

私がこのワークキャンプを知ったのはバイト先の職員さんからであった。そして内容を聞くや否や「行きます」と答えていた。しかし、学校の試験などの都合で日程があわず、私より先にキャンパーとなったのは妹(りーちゃん)であった。彼女の体験記を読めば彼女の思いが分かるだろうが、それ以上にワークキャンプから帰ってきた時の彼女の興奮はすごかった。そして、ようやく今回自分が参加してその意味がよく理解できた。

中澤夫妻、土屋さんの温かい心遣い、ムヒバで一緒に汗を流し、働き、遊んだムヒバのメンバーと仲間のキャンパー達。誰かが言っていた。こんなに大きな声で笑ったのは久しぶりである。私も同じであった。ムヒバのメンバーと一緒にいると日本での悩み、不安、そんなものは考えないし、考える時間もない。それは、彼らの喜びや楽しみといった温かな感情がどんどん心の中に入ってきて、負の感情が入るすき間がないと言った方がいいかもしれない。さらに、ムヒバのメンバーに限らず、ゴトンロヨン(村の人たちとの共同作業)でみたうまくバランスのとれた作業分担、利益を求めず仲間が困っているから助ける姿、作業後のBBQ。すべてがムヒバ(調和)であった。BBQの時に地べたにみんなで座って飲んだビール、急きょメニューに加えられた蛇の味は一生忘れない。

日本では一仕事終えるとひとっ風呂というが、ここではいつもマンデースンガイ(川での水浴び)であった。さっぱりした後においしい夕食を食べて、キャンパー同士の討論会が始まる。今日の討論会のテーマは「○○○」みんなで真剣に考え自分の思いを述べる。そこに年齢、国籍、利益いっさい関係ない。一日3時間ほど利用できる電気がパチっと消える。討論を終えみんなで外にでる。「あっ、あれが南十字星だよ」もうそこにいるのは少年少女だ。男性は自分たちの宿にもどり、本日2回目の討論が始まる。テーマは何でも自由。そこに親友(お酒)が加わるからちょっと口が緩くなることも。明日の作業のためにも今日は寝ようか、にわとりに起こされるまで。目を閉じると今日みた笑顔がそこにある。

 

関連ポスト:

3月Toy Boat Project

3月17日  明日からのロングハウス訪問のために、ペナンのTerriさん、Cindyさんがペナンから来てくださいました。Sibuからスピードボートで、Rajang川を3時間、Kapitに着きました。

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Kapitの地域事情を説明します。

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3月18日 朝7時、集合。朝食、買い物、ボートドライバーの到着を待って、ボート2台で出発の予定です。

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今日は、Anthony・Moonly・Terri・Cindy・Ken・Kazuyo・Boat man2・BoatAssistant2  のメンバーで、 Boat2台を使用します。

おもちゃ、おみやげなど用意万端

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9.00出発

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支流のSg.Mえnuanに入ると、ところどころ、水かさがなく、エンジンを止め、ボートを引かなければなりません。

約、3時間かかって、RH Garai Menuanに到着です。このロングハウスは、4月に来たところで、今回、2回目の訪問です。5月以降は、水位が低く、この川に入ることはできなかったのです。

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このロングハウスのBidai Ak Jingaiさんは、40歳、全盲で、未登録なので、政府からのサポートも受けられていません。前回、訪問時、州立病院の看護師さんが一緒だったので、証明写真を撮影、提出してもらったのですが、やはり、一度は、Kapitの病院に行って、医師の診察が必要とのこと。水位、危険、移動方法の問題で、実現不可能と家族は諦め気味。何とかならないものだろうか。

今回は、彼女の状況がわかっていたので、指で操作すれば、音楽や動物の鳴き声を発するおもちゃを持参したところ、部屋の隅にただ座っているだけのBidaiさんが、大きな関心を寄せ、耳を澄ませて、何度も何度も聴いていました。

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この同じロングハウスにRudyくん(6歳)とMegongくん(8歳)という少年がいます。二人共、口蓋裂で、一人は手術完了、あとの一人は、内部手術がまだできていません。Megongくんは、もう学校に行ってる年齢ですが、行ってません。

最初、二人にふくらませた刀のおもちゃを渡すと、ひとり遊びのような形で、別々に遊んでいましたが、だんだん積極的になり、二人で遊べるようになりました。

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笑顔いっぱいです。

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そして、そのうち、障害をもっていない子どもたちも一緒に廊下を走り回って遊ぶようになりました。これは、Cindyさんの活発なアプローチが有効に作用したと思っています。

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私たちがロングハウスを去る時は、こどもたちがいつまでも見送ってくれました。

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15:00 移動 次のロングハウスは、Rh Penghulu Menuan Kapit  ここは、3度目の訪問です。

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Santie Ak Belunさん 14歳 歩行困難で、前回、ライオンズクラブから車椅子をいただいています。

音と動きがあるぬいぐるみを彼女にもってきました。でも、馴染むまでに時間がかかります。おもちゃ、人、いずれにもなかなか関心を引きつけることが難しい。

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が、やはり、音が出て動く小さな動物が好きらしい。母親も一生懸命に彼女の気持ちを引き立てようとしてくれた。前のプラスティックのザルが普段の彼女のおもちゃらしい。

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彼女も経験を積めば、もっといろんなことに関心が広がりそう。やはり、この人には、静かな環境と信頼関係を築くのが先決。

帰途に向かう。

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関連ポスト:

第16回ACEワークキャンプ参加者の声【フクちゃん・ヒデちゃん】

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 フクちゃん
ヒデちゃん

第16回ACEワークキャンプに参加して
初回(2006.8.27.~9.5)「ACE第1回ワークキャンプ」と同時に開催された
「ACE/RCSシニア・サポート・ツア-」に大原夫妻と参加。
まだムヒバは何もない広場だけだった。建設の第一歩が始まる。
ゴトンロヨンで棟上げ作業、50人以上集まる。
棟上げ式はキリスト教とイバンの習慣が合体した儀式。豚・鶏の生贄を供え、マイケル
の聖書朗読とお祈りの後、豚の頭を首から切り落とし、血を柱の基礎の穴に、浄めの印。
支柱にロ-プを縛り付け、皆で引き起こし次々組んで行き、柱・屋根の骨格が完成。
その後は、生贄の豚を丸焼きしてバーベキュ宴会。
ロングハウスの生活、電灯も無くロ-ソクの明かりの下での朝食、ロングハウスの廊下で
のハウスの人達との交流や食事、そして焼き畑の陸稲の種蒔き、等暫く帰国してからも
カルチャーショクが抜けなかったのを思い出します。
第二回(2008.2.14~16)外務省「草の根援助金」の贈呈式典に参列。
コタ・キナバルの日本領事館から岡田領事、副領事、この地区選出の国会議員が参列し
て最大なセレモニーが開催された。
棟上げから1年半経ってRCSは立派な建物なっていた事にびっくりした。又マイケルの
LH以外の人達が大勢集まってくれたことが、健ちゃんが望んでいる地元に根付いている
証であり、来賓の方々も肌で感じてもらったと思う。
第三回(2010.2.21~3.2)「ACE第7回現地視察」に参加。
RCSは、マレーシア・日本の国旗・サラワク州の旗・RCSの旗の掲揚、マレーシア国歌を
唄い一日が始まる。胸が詰まって、涙が滲んで来たのを思い出す。
順調に発展している事を感じた。
今回(2014.2.23~3.2)「第16回ACEワークキャンプ」に参加。
最後のワークキャンプになるかもしれないと聞いて、参加を決意する。
フルのワークキャンプは初めてなので、心配したがどうにか付いていく事が出来た。
利用者が伸び伸びと生活している姿と笑顔など、成熟したRCSを肌で感じました。
近々電気が通るロングハウス、当然生活様式の変化をもたらすでしょうが、助け合いの
心等イバンの良い慣習は今後も継承して欲しいです。
個性豊かなキャンパーの皆さんとの出会い。連夜の満天の星空・南十字星の観測と
何よりも成熟したRCSを見届けられ、最高の喜びでした。

関連ポスト:

第16回ACEワークキャンプ参加者の声【なかさん】

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なかさん

ワークキャンプを終えて

健さん、和代さん、幸せな場所と時間の提供を、ありがとうございました。
つっちーさん、こまやかな心遣いをありがとうございました。
キャンパーの皆さん、たくさんの笑顔と優しさを、ありがとうございました。
ムヒバのメンバー、スタッフ、ロングハウスの人々、人の心の温かさと誇りを、ありがとうございました。
おかげさまで、生きている実感と幸せを、享受する8日間となりました。

今回のワークキャンプの際立った特長は、2つあります。
一つ目は、健さんのキャンプにかける思いが、ワークを通してみるみる実現していったことです。
ムヒバの入り口の門が、ブランコ小屋が、給水タンクが、側溝へ水を流す道路の補修が、すべての人々の各自のペースで、調和しながらの、笑顔の協同作業。
何気ない優しさと心配りで、あふれていました。
二つ目は、討論に本州の5名、沖縄の2名、ドイツの1名の参加により、討論に幅と深みが増しました。
生まれ育った場所の、文化・歴史・教育の違いや、共感できること、学ぶべきことを、知ることができました。
沖縄の基地問題の話し合いでは、沖縄の方でなければ知りえない、痛みや思いをうかがうことができました。
特に若者たちが、自分の夢の実現を目指して、邁進してほしい、そのための環境を作っていきたいと、話を聞きながら強く願いました。

ワークキャンプで知り合ったすべての人々が、感謝と喜びの毎日を過ごせますように。
みなさんと、いつかどこかで再会できる日を、楽しみにしております。

 

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商業音楽の音楽賞