第4回ACEワークキャンプ参加 【かんちゃん】

かんちゃん

かんちゃん

第四回ワークキャンプは私にとっては三回目のワークキャンプであった。

今まで参加してきたワークキャンプはいずれも参加者が少人数であり、なおかつ顔見知りのキャンパーもいたので、以前と比べると今回の第四回ワークキャンプは自分自身にとって新鮮であった。何度もイバン族のロングハウスを訪れては共に生活しているが、何度来ても変わらずイバン族の温かさに包まれる。

しかし、今回のワークキャンプで変わっていないと思い込んでいたというよりは思い込ませていた自分に気づいた。
一人一人の人間の温かさは全く変わっていないと思うが、イバン族の生活の変化を感じざるを得なくなってきている。

今回のワークキャンプで一番残念であったことはやはり「交流」である。ワークから帰ってきて休眠を取る人、シャワーを浴びる人、それぞれに自分の時間を過ごしていたが、ワークから帰ってきて体を休ませながら身の回りのことをやるとすぐに夕食、そして討論、討論が長引き10時。廊下に出てみても真っ暗であった。

以前は夕食後と討論が始まるまでの間、討論の後、朝起きてから、昼食の後・・・とちょっとでも時間があるとイバン族の人たちと交流していた。しかし今回は交流というよりも自分の時間を作って生活している人が多かったと感じている。原因の一つとしては討論の時間の問題もあるが、別の視点から考えると、イバン族の人も交流をしなくなった、生活のなかで自分と人とが言葉を交わして話す交流の時間が自然と短くなったのかもしれない。これには寂しさを感じた。

電気が容易に点かなかった頃は夕食を食べ終わると、ろうそくの灯をともしては廊下でみんなで手遊びをしたり、おしゃべりをしたりしていた。しかし、今回は廊下には二、三人がポツリポツリと座っているだけ。ビレックに入ってみると、みんなでソファーに座り、タイルの上に寝転がり、テレビ観ている。会話など全くと言っていいほどない。しゃべっているのはテレビだけでたまにテレビを観ているみんなの笑い声。ある程度の時間になりテレビに切りがつくとそれぞれに自分の寝場所へ帰っていく。

いつからかこんな夜の過ごし方が普通になってしまった以上、イバン族の人たちとはパーティーやバーベキューなどの計画的行事以外での日常生活の中で交流することは難しくなってきたのかなぁと深刻に感じた。

一方、キャンパー同士は知らない人が集まって10日間という短い期間を過ごした。
この10日間でキャンパー同士の関係は強く、深いものとなったとおもう。日本にいたらバイトをして、友達と夜遅くまで遊んで、寝て、食べてとしている間にあっという間に過ぎてしまう10日間だが、ワークキャンプは充実し印象に残る10日間であった。

 ワークの内容や日程については、月曜日から金曜日まで、五日間連続の作業は作業が炎天下ということもあり体力的にも厳しいのではないかと思っていた。しかし、半休の日があったりしたので少しは休めたと思う。現地の人々の働きぶりには相変わらず感心させられる。自分ではやろうという意思があっても体がついていかない。比べて現地の人々は男性も女性も関係なくバリバリ働いている。すごい体力だと思おう反面、そんな働いている姿は素敵だなと思う。

 ワークキャンプとしては今回が三回目の参加であった立場から見て、今回のキャンパーはそれぞれに充実した日々を送っていたもののまた来たいと思う人は少ないであろうと勝手ながら感じていたが、三人、四人、五人「また行く」と心に強く決めている参加者もいたことにとてもうれしく思う。またマレーシアに来たいと思わせることを意図するだけのワークキャンプではないが、私がイバン族との生活の中で感じたことと同じような何かをイバン族のロングハウスから得てもらうことができたと思う。


関連ポスト:

« | Category: 参加者の声 | »
商業音楽の音楽賞