第4回ACEワークキャンプ参加 【とし】

とし

とし

ワークキャンプが終了してちょうど1ヶ月が経った今、この文を書いています。

先日、キャンパーのうち4人だけですが日本で再会することがありました。
遥か遠くマレーシアで初めて出会った仲間と日本で再会することがとても不思議で、帰国してからの日本の生活の中では現地で過ごした10日間はまるで夢であったかのようです。その感覚は自分以外のキャンパーにも共通していて、自分自身も「夢」と「現実」を何度も行き来しているのだと改めて思います。

 ロングハウスを訪れるのは5回目なのですっかり顔馴染みで、自分自身も田舎に帰るような感覚でいます。前回訪れてから1年近くも会っていなかったのに、そのまま時間が繋がっているかのように感じるほど自然にイバンの人たちが温かく迎え入れてくださいます。だから私もためらうことも無く「帰ってきたよ!」と会う人、会う人に挨拶をし、それに本当の家族のように答えてくれるのです。今回、私はイバンの名前をつけていただきました。そこで”Aku Igat ak Michael Jalak” (私はマイケル・ジャラックの息子、イガットです。)と名乗ると、皆が「お前の父親は誰だ?」と繰り返し聞いて楽しそうに笑っていて、私がそう言うことにとても喜び、家族として迎えてくれているように感じました。今回はさらに、弟や妹もできました。(笑) キャンパー達がきょうだいで、その家族がロングハウスの人々と、キャンプが終わる頃には「一家」になっています。

 キャンプに参加するのも今回が3回目だったので、キャンパーでありながらキャンプ運営のお手伝いもするような役割をさせていただきました。初めての時の様な衝撃や新鮮さはありませんが、その分、新鮮さを持っていろいろな「初めて」に出会うキャンパー達の様子をよく見ることができるという楽しみがありました。空港で初めて会ってからしばらくは、やはり緊張や不安があるようで硬い表情をしていたのが、日が経つにつれてだんだんと柔らかくなっていくのは見ていてとても嬉しいものでした。イバンの人の温かさに触れる中でとても自然なその人が顔を出して、お互いに気兼ねが無いところで一緒にワークをし、遊び、真剣に話し合うことができたことは何度体験してもそれぞれが忘れられない、代え難いものです。あの地で幸運にも出会うことのできた仲間を日本に帰っても大事にしたいと強く思っています。

 日本に帰国した途端にものすごい量の仕事、情報などが押し寄せてきました。緩やかに充実した1日を送ってきたことが夢だったかのように。今も毎日を忙しく過ごしています。日本の生活に慣れていながらも、どこかで息苦しい思いを抱えていたのでしょう、だから私は定期的にあのロングハウスへ帰りたくなるのだろうと思います。

 広大な自然と緩やかに流れる時間の中、無条件に温かい人達と自分らしく過ごせるあの場所は、夢ではなく現実に存在するのです。帰る場所、すばらしい時間を共有できた仲間を見つけられた私はとても幸運です。

これを読んでくれた方にも、一度訪れていただけたらと思います。

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