第9回ACEワークキャンプ参加 【グッちょん】

グッちょん

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異国での出会い

ケンさん&カズヨさんと仲間との出会い。シブ空港に辿り着くと,まずケンさんが,瞳がこぼれ落ちそうな位大きな目をして,窓越しに体を乗り出して皆さんを迎えているではありませんか。その姿に「この人についていこう」と即決。

夜の討論でのカズヨさんのするどいつっこみ。そしてカズヨさんが行っていた常に自分を省みる姿…。あの行動力と瞬発力と思いやりは誰にも真似できません。

そして大変個性的なワークキャンパーの皆様方…!毎日が刺激的でした(笑)!

イバンダンスとの出会い。そこで奏でられる音は,何百年も伝えられてきたであろう,時空を超えた躍動感のある音楽でした。一言で言うと本能のおもむくまま,あとはなにもいらない!自分達が日常の生活で忘れてしまった野生の本能を呼び起こすかのようなリズムでした。ムヒバの子供達が優しくダンスや音楽を教えてくれました。感謝,感謝!

セパタクローとの出会い。イバンの青年達が全身を使って楽しんでいる姿を見て,スポーツの原点を垣間見たように思いました。そしてコートの周りを幼い子供達が駆け回り,大人たちが遠くからその光景を微笑みながら眺めている…幸福に包まれる思いでした。

Tuakとの出会い。元来,お酒がどうしても美味しいと思えず,敬遠しがちな自分だったのですが,なんでだろう?ついついマイケルさんの所へ自分から歩み寄っているではありませんか。後はTuakという現地酒にノックアウト。これでイバン族の仲間入りだそうです。no tuak no iban…。

マンディーとの出会い。川の水がひんやりと冷たく,自分の唇は青白く…。一日の疲れを吹き飛ばすくらいの開放感。男性陣だけでのスッポンポンでのマンディーは最高でした。昔の日本の歌謡曲でインドネシアの民謡を元に作った「ブンガワンソロ」という曲があるのですが,「川は私達の生命の源」という歌詞の意味がようやくわかったような気がします。

イバン族との出会い。絶対的な安心感。そして連帯感と所属感。全てはあのロングハウスの廊下に象徴されていました。常に焦りと共に生活していた自分でしたが,彼らが口にする「slow,slow」という念仏にも似た言葉で全てが解消。どこかで自分は「自分の力をつけなければいけない,大成したい」という気持ちがあったように思います。でも彼らに「音楽好きならそれでいいじゃないか,大切なのは楽しむことだよ」という事を,言葉では言われてはいないのですが,それに似た,言葉では言い表せない目には見えない何かを授かったように思います。

自分は約10年間音楽の教員として高等学校に勤めていたのですが,「もう一度音楽の勉強がしたい!」と思い切って休職期間をいただき,「音楽の原点ってなんだろう?」「生の本質ってなんだろう?」「教育ってひょっとして『待つ』ことなのかな~?」なんて事を考えながら,マレーシアの地に辿り着きました。そして約10日間の経験を経て,点と点が線でつながり,今は満たされた気持ちでいっぱいです。

この経験を味が出るまで噛み砕いて,自分自身の栄養になるように,そして皆に分けられるように日々精進していきたいなぁ~!とぼんやり思っています(笑)(終)

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商業音楽の音楽賞