第14回ACEワークキャンプ参加者の声【ひめ】

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ひめ

イバンの風に吹かれて

 日本のキャンパーたちより2日遅れて、イバンのムヒバ・センター入りをしました。慌ただしく沖縄を発ってから約半日、シブ空港に降り立つと日本の寒さから一変して暑い国マレーシアのボルネオ島サラワク州のシブ空港です。湿度の高い暑さにしばし身体ごと戸惑いながらも、ムヒバ・センターの皆さんの笑顔に出迎えられ、あっという間にイバンの人たちに溶け込んでいく、心に垣根のない空気は、私の心のふるさとになっています。

着いた当日は水が出ないということもあり、私も若い人たちに混ざってマンディ・スガィ(川での沐浴)です。イバンのロングハウスの横を流れる川で汗を流し、髪や身体を洗い、汚れた服の洗濯を終えて、水があることへの感謝を噛みしめます。夜に行われる討論会も若い人たちに混ざって、彼らの話を聞く、彼らの考えていること、思っていることを聞くことで私が育てられていきます。そして何よりもゴトンロヨン(助け合い)の日はムヒバーのメンバーや親たち、イバンの村人たちが自分にできる事を持ち寄りながら、一つのことを完成していきます。それぞれができる事をできる範囲で助け合いながら、形になっていく過程こそが、共に分かち合える喜びです。衣食住を共にしながら、一緒にワークで汗を流す一週間は、あっという間に過ぎていきます。真の豊かさとは、決してお金やモノではないということ。分け合えること、助け合えることがどんなに豊かなことかを学ぶことができるACEのワークキャンプは、ある意味、経済発展を遂げてきた日本が失ってしまったものかもしれません。素直で心オープンなイバンの人たちとムヒバ・センターのメンバーたちだからこそ、響きあうものがあるのです。言葉の違いや習慣の違い、違うことをあげたらきりがないのに、通い合うものがあるのです。自然と共に生きるイバンの生活は、頭でわかるだけでなく、心で感じる素敵な時間でした。そして私自身が、いつでも彼らに支えられて、生かされていることに気づける貴重な時間でもありました。

私を受け入れて下さった、中澤夫妻をはじめ、柔和な対応で補佐して下さる土屋さん、明るく若いキャンパーたち、イバンのロングハウスのみなさん、そして笑顔が素敵なムヒバ・センターのみなさん、ありがとうございました。またお会いしましょう!!

 

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