第17回ACEワークキャンプ参加者の声【りーちゃん】

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りーちゃん

私にとってのワークキャンプ  渡邉 里香

ワークキャンプは5本の柱で構成されています。今回はワークキャンプの5本の柱に沿って、私にとってのワークキャンプを振り返っていこうと思います。

1. 生活の体験(異文化を楽しむ)について

私は今回で3回目のワークキャンプでしたが、今までのワークキャンプとの大きな違いは24時間電気が利用できたことではないかと思います。夕食後の討論が白熱し、そのままみんなで楽しく話していると急に電気が落ちる、「あぁ、22時なんだね」、「今日はここまでだね」と言いつつ、蝋燭の明かりの中、再び話し始めたりtuakを飲み始める。朝起きて、階段を下りて行くと和代さんが蝋燭の明かりの中で朝ご飯の準備をして下さっている、といったような光景を当たり前の様に感じていましたが、今回のワークキャンプでは討論後も電気が落ちることはなく、和代さんも蝋燭を必要とせず朝ご飯の準備をして下さっていました。電気が使える生活の方が便利で、日本での私の生活も常に電気を利用しているような生活なのに、ロングハウスで24時間電気が利用できることについては何か寂しさを感じてしまいました。自分勝手な考えですね。ただ、電気が利用できない、インターネット環境が不十分、水が使えないというような不自由さの中にも、ロングハウスでの生活に「豊かさ」を感じていたのだと思います。もう1つ、大好きなmandi sungai。今回のワークキャンプでは水が使えない状況にはなりませんでしたが、洗濯、入浴、川遊びは全てmandi sungaiです。日本だったらしない、抵抗のあることが、ロングハウスの生活だと全く抵抗無く受け入れることができるのは不思議です。それもロングハウスの生活の魅力の1つです。今回のmandi sungaiでは飛び込みもできるようになったので、次は歯磨きができるようになるかもしれません(笑)

2. 労働し、汗を流す(出来ることをできる範囲で仲間と共に)について

 私の職業は看護師で、日本では屋内で仕事をしています。日頃から太陽の下で活動することも少ないのですが、ムヒバでは外でのワークが大好きです。そもそも、ワークキャンプのワークは、私にとって「労働」という所に当てはまりません。ムヒバのメンバーやスタッフと共に活動できることが嬉しくて仕方ないのです。みんな、自分のできることを楽しみながら精一杯行います。自らできることを探し、みんなが協力し合っています。例えば、ペンキをはみ出して塗ってしまったら笑いになって、それを誰も責めることなく、後からちゃんと塗り直してくれます。毎回ムヒバを訪れる度に、以前自分が関わったワークの部分や新しくなったムヒバを見るのが楽しみで仕方ありません。ムヒバも、ムヒバのメンバー、スタッフみんなも、私にとってはとてもかけがえの無い、愛おしい存在、仲間であり家族です。

3. 夕食後の討論(課題討論)について

 今回の討論も色んな意見が聞けてとても楽しかったです。毎回思うのは、自分より年下のみんながとてもしっかりした意見を持っていることへの驚きと、年上の先輩たちの言葉の重みです。キャンパーみんなの意見を聞いて、全てに同意する訳ではありませんが、それぞれの意見に対してとても尊敬しています。話すことで今の自分の心境や考えが分かることも討論の良いところだと感じます。自分の経験に基づいての考えしか話せませんが、それでも、それを聞いてくれるみんながいるという安心感があるのも討論の良いところだと思います。

4. 人との出会い、交流について

 私は毎回キャンパーのみんなのことが大好きになります。人生の中で1週間程度しか一緒にいないのに、人生の中でとてもとても大事な人、私にとっては家族のような存在になります。日本で生活していたら出会えなかったであろうキャンパーのみんなと出会えて、良い刺激をもらって、家族の様に大事な人が増えることは、私にとってとても幸せなことです。

 今回、ムヒバのメンバーとの交流の中で特に印象に残ったことがありました。それは、ペンキ塗りのワーク中に、リティがずっと傍にいてペンキが入った容器を持っていてくれたことです。リティが自ら容器を持ち、ペンキ塗りをしている私たちが塗りやすいようにペンキを差し出してくれました。私と一緒にいても、特別コミュニケーションを取れるわけでも無いのに、ずっと一緒にいてくれるリティの優しさにとても心があたたかくなりました。きっとリティにとったら自然なことなのだと思いますが、改めて、私も誰に対しても自然に優しくなれるような人間になりたいと思いました。

5. 自分を見つめ、表現するについて

 今回のワークキャンプを通して、私は自分に驚いたことがありました。それは、自分の声がよく聞こえたことです。ワーク中、他愛の無いことでメンバーやスタッフのみんなと話している自分の声が、とても大きくなっていることに気付きました。それは楽しくて嬉しくて思わず声も大きくなるといったものでしたが、自分の声が聞こえることでそれを更に実感しました。もう1つは、自分の心の声です。特に今回のワークキャンプでは自分を受け入れている自分の心の声がよく聞こえました。「自分はこんなに自分のことを受け入れられるようになったんだな。」と、正直驚きました。成長とまでは言えませんが、そういった自分の変化を日常生活の中では気付かず、ワークキャンプに来ると感じることができます。20代のキャンパーにとって、ワークキャンプでの経験が今後の人生においてとても有意義なものになると、私もそう思います。けれど、30代の私にとっても、ワークキャンプは今後の人生においてとても重要なものです。私にとっては30代の今だからこそ、感じられるものがあり、新たな目標や夢ができました。私はこれからも前を向いて、mandi sungaiで飛び込みが出来たように、「やってみたい」と思ったことはどんどんやってみようと思います。

 5本の柱に沿って振り返ってみましたが、今回のワークキャンプも私にとってはとても意味のあるものになりました。これからも色んなことがあると思いますが、これからの人生が本当に楽しみです。今回も大変お世話になった健さんや和代さん、土屋さんを始め、関わって下さった皆さんに感謝の気持ちでいっぱいです。もちろん、1週間近く家をあける私に、「大きくなって帰って来いよ。」と、快く送り出してくれた主人にも感謝しています。この感謝の気持ちをいつも忘れずに、これからも進んでいきたいと思います。本当にありがとうございました。

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